監督:砂入博史 / ドキュメンタリー / 2023年 / 101分 ©2023
1970年代初頭、沖縄の米軍基地から多くの兵士がベトナムの戦地に旅発つ中、10代の少女がカメラを抱えて、コザ(現沖縄市)のど真ん中、それも黒人街に飛び込んだ。その少女・石川真生は、いまも現役を続ける写真家だ。彼女の多感な人生を後から追っていくようなドキュメンタリーは、砂入監督との生のコミュニケーションを含め、石川真生の赤裸々な半生を描き出す。そこに登場する、世の中で蔑まれる仕事仲間の女性たち、沖縄や戦場でも差別に苦しむ黒人兵士たちへの「愛」に貫かれた彼女の人生。作品を改めて味わいたくなる。
砂入博史監督
1990年に渡米し、美術館やギャラリーでパフォーマンス、写真、彫刻、インスタレーションの展示を行う。近年はチベットや福島、広島の原爆等をテーマにした実験ドキュメンタリーの制作、袴田巌をインタビューした『48 years – 沈黙の独裁者』で熱海国際映画祭長編コンペで特別賞受賞。
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